
2025/12/18
経営学部国際経営学科3年 森 実愛さん
幼い頃に氷上の世界に魅せられ、それ以来地道に鍛錬を積み重ねてきた森 実愛さん。
2025年、中部ブロック予選?西日本フィギュアスケート選手権を勝ち抜き、全日本フィギュアスケート選手権大会という大舞台への切符をつかみ取りました。
12月19日から始まる大会を間近に控えた今の心境と、これまでの歩みを語ってもらいます。

A
フィギュアスケートを始めたきっかけは、2014年のソチオリンピックで浅田真央選手の演技を見たことでした。強く心を惹かれて「私もフィギュアスケートをやりたい、スケート教室に通いたい」と言ったのが始まりです。
当時私は10歳。周りには3?4歳から始めている子が多く、かなり遅いスタートでした。
浅田真央選手の演技を生で見たくて、さいたまスーパーアリーナで開催された全日本選手権を観戦したのもその頃です。まだフィギュアスケートを始めたばかりだったのですが、「いつかこの大会に出る」という目標が生まれました。
A
滑っていて楽しいことや、新しい技ができたときの達成感はもちろんですが、いろいろな選手の個性が表れた演技や選曲を見たり聴いたりできることも、私にとっては大きな魅力です。フィギュアスケートは個人の競技ですが、一緒に練習をする仲間と良い部分を吸収し合い、時には励まし合って切磋琢磨することが自分の成長につながっていると感じます。
A
高校生のときは、将来やりたいことがまだ定まっておらず、大学で学びながら進む道を探したいと思っていました。フィギュアスケートは続けるつもりでしたが、スケートだけでなく、幅広い可能性や選択肢を見つけたくて。
亿博体育app_中福在线-下载|平台|官网は留学制度や学ぶ環境が整っていること、そして、現実的ですが(笑)就職率が高いことなど魅力を感じる点が多く、最終的に進学を決めました。
A
スケートのシーズンは7月頃から翌3月までで、期間中は月に一回ほどのペースで大会や競技会があります。大会前には学校を休んだり早退したりする人も多いのですが、私はほとんど休まず出席しています。友達と会うのも楽しいし、学校は好きなので、できるだけ休みたくないんです。
ただ、授業後は練習に行く日が多く、帰宅は22時過ぎ、練習場所によっては23時過ぎになります。翌日の授業に備えて早く寝ようとすると、自由時間はほぼ取れません。だからこそ「授業の中で学びを完結させること」に集中しています。このやり方は小学校のときから変わっていないですね。
A
根っからの負けず嫌いです。普段はあまり感情を出すことはないのですが、練習ではできたのに大会で思い通りの演技ができなくて悔し涙を流したことも。でも、負けず嫌いだからここまで続けてこられたのだと思います。もう一つは、あまり緊張しないところで、私らしい部分だなと思います。
A
やっぱりジャンプですね。特に得意なのはルッツ。3回転?3回転のコンビネーションジャンプにも挑戦しているので本番では成功させたいです。
ショートプログラムの曲はK-POPシンガーIU(アイユー)さんの「Love wins all」です。リリース当初からよく聴いていた大好きな曲で、今回初めて自分で選びました。衣装も曲の世界観に合わせてデザインしてもらい、できあがった衣装を実際に見た時は感激でした。曲や衣装を含め、とても気に入っているプログラムです。
A
フィギュアスケートを始めた頃からずっとこの大会に出場することを目標にして練習を積み重ねてきました。ついにその大会に出られると思うと、夢のようでまだ実感が湧きません。
競技1日目(12月19日)のショートプログラムで上位に入った選手だけが、フリースケーティング(21日)へと進めるので、まずはフリーに出られるよう全力を尽くします。初めての出場ですが、出るからには納得のいく演技をして、自分自身もその場の空気を思い切り楽しみたいと思っています。
愛知県名古屋市出身。フィギュアスケートのほか、バレエのレッスンや体幹トレーニングにも通い、体づくりや演技力向上に役立ててきた。食べることが大好きで、大会後の楽しみはラーメン。将来の進路はまだ模索中だが、フィギュアスケートで得た経験を生かす道にも関心があるのだとか。
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